企業理念（MVV ミッション・ビジョン・バリュー）について
2023年5月に創業75年を迎えた弊社は、地域社会への貢献を見据え、事業の多角化と規模の拡大に取り組み、株式会社かがし屋の他3社で構成する企業グループに拡充することが出来ました。これも、皆様のご愛顧のおかげと感謝申し上げます。
他方、弊社を取り巻く外部環境は大きく変化し、それに伴いお客様や弊社で一緒に働く従業員のニーズも変わってきています。
弊社が地域に必要な100年企業となるためには、変化への的確な対応が必要であり、これを具現化するため、新しい企業理念を制定することといたしました。
新しい企業理念は、今までの「経営理念」と「かがし屋三カ条」を土台に、これからの「かがし屋」に必要な要素を追加したMVV（ミッション・ビジョン・バリュー）の形といたしました。
なお、もう一つの企業理念である「経営信条」は、弊社の原点を描写したものであることから、継続使用してまいります。
黄金色の稲穂が、秋風に揺れて、それはどこまでも続き、彼方の山裾となだらかにとけ合っている。四方の山々の陵線は、紺碧の空に鮮やかな程くっきりと浮いている。むこうの畦道を、鋤をかついだ農夫が牛を追って行くその後から、太った仔犬が2匹、じゃれ乍らついて行く。手前の色の少し濃い穂波の中に、破れた藁帽子をかぶった、かがし（案山子）が、空の一点をにらんで、今日も立っている筑後の田園風景は爽やかにしてのどかである。利己主義で気侭勝手な人間の愚痴を馬耳東風ときき流し、雨 の日も風の日もただ黙として文句一つ言わず、自分の仕事に忠実なかがし。
昭和二十三年に開業した、文具・事務用品販売業を与えられた天職として一業を貫き、あくまでも仕事に忠実でありたいと希ってきた。仕事に忠実ということは日々万事に誠心誠意をつくすことである。
かがしの気持ちを忘れない限り、かがし屋の歴史は連綿と続き、着実に栄えて行く事を信ずるものである。
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